刺しゅう加工の特徴-スクラブ刺しゅう

 

刺しゅう加工の特徴

刺しゅう加工の特徴

刺しゅう加工と聞くと、自分の名前の刺しゅうを入れる「ネーム刺しゅう」が一般的ですが、最近の医療現場では日々着用するスクラブや白衣・ドクターコートにネーム刺しゅうを入れるのはもちろん、病院名や病院ロゴなどのデザイン刺しゅうも合わせて施すのがオシャレのポイントとして人気が高まっています。医療現場のほか、医学生の卒業記念やお世話になった先生などへのプレゼントにも最適です。


スクラブにおいては、全般的に味気ない単色のカラーが多いなか、刺しゅうで病院ロゴやクリニックロゴを施すだけで、スクラブのイメージはガラリと変わります。個人で楽しむも良し、チーム医療が主流となるなか、同じチームでデザインを揃えるも良し、刺しゅう加工の楽しみ方は無限大。みんなで同じデザインのスクラブで揃えれば、団結心も高まり現場のモチベーションも上がることでしょう。そんな医療ウェアにおけるオリジナル刺しゅう加工についてご紹介いたします。


プリント加工との違いは?

プリント加工

スクラブや白衣への加工というと、プリント加工か刺しゅう加工が主流となります。どちらの加工を選ぶかは、明確な区別があるわけではありませんが、施したいデザインが複雑なほどプリントの方が適しており、逆に刺しゅう加工の方が見た目の高級感があります。また、近年では専用の刺しゅう機の精度が向上したことで、より複雑なデザインでも刺しゅうが打てるようになってきており、ワッペンのような独特な立体感が生み出します。

刺しゅうに使う糸カラーも豊富に用意されていることから、プリントと同等の表現ができ、さらに高級感があるという点に刺しゅう加工のメリットがあります。また、耐久性という観点でも刺しゅう加工は優れており、ゴシゴシと洗うスクラブにおいてはプリント加工よりダメージを受けにくく、末永く使い続けることも可能。もちろん、業務用リネンでの洗濯などはダメージを受けやすいので、自宅洗いが基本となりますが、オリジナル加工を施したスクラブや白衣なら、きっと大切に扱われるはず。プリント加工以上に気を遣うこともないので、はじめて医療ウェアのオリジナル加工にチャレンジするなら、刺しゅう加工は絶対外せません!



玄人視点での刺しゅう加工のポイント

刺しゅう加工のポイント

刺しゅう加工を施す際には、プリント加工同様にそのデザインのベースとなる入稿データが必要となります。入稿データを刺しゅう機に読み込ますためのデータに変換し、実際のウェアに刺しゅうしていきます。刺しゅうの質を左右するうえで重要となるのが「針数」で、針数が多い刺しゅうほど、きめ細かで綺麗な仕上がりになる一方、それに応じて加工時間や費用が高くなる傾向にあります。

刺しゅう加工は、仮に同じデザインでもステッチの方法により雰囲気が全く異なる仕上がりになるのが特徴で、美しい刺しゅうを仕上げるためには刺しゅう機本体の精度はもちろん、デザインのベースとなる刺しゅうデータの仕上がりが重要。そこには、加工業者の技量やノウハウが左右する部分でもありますので、価格が安ければ良いというものでもありません。刺しゅう自体は刺しゅう機が行いますが、刺しゅうデータの作り方や設定ひとつで、その仕上がりに大きな差が出る可能性があるという点を覚えておくと良いでしょう。

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