人気のスクラブカラーは何色？人気カラー大調査

2019.10.7

カラー

古くから手術着的なイメージの強い「グリーン」

ドクターのユニフォームと言うと緑や青の手術着、もしくは白衣などの真っ白なユニフォームというイメージをお持ちの方が多いと思います。今でも手術着の多くは青緑系が多いのですが、これにはちゃんと理由があることは意外と知られていなかったりします。

ドクターは手術中、患者の赤い血の色を見続けることになりますが、長時間の手術によって段々と眼の疲れや補色残像現象などによって目が撹乱し、手元が見えにくくなるのです。これを軽減させるための手段として、青や緑の術着が今でも一般的になっています。

また、青やグリーンはリラックスさせる色であることでも知られています。ドクター自身が冷静に保つための効果もあり、さらには患者さんを落ち着かせるための効果も期待できるため、多くの病院やクリニックで青やグリーンのスクラブに変わりつつあります。

グリーンや青系のスクラブは、定番かつ無難なカラーとして高い需要があるでしょう。

コードブルーの影響もあり人気急上昇の「ネイビー」

患者側からすると、ドクターや看護師と言えば白衣のイメージが根強くあります。
もちろん、現在でも白衣を着用している医療現場も多いのですが、上述のように患者さんが白衣を見て緊張してしまったり、受診の際に過度なストレスを感じて血圧が上がってしまう白衣高血圧が問題視されたことも背景にあり、色付きのスクラブが普及するきっかけになりました。

そんな中、近年特に人気が高いスクラブカラーが「ネイビー系」です。
一時期人気となり映画化もされた医療ドラマシリーズ「コード・ブルー」の登場人物が着用していたスクラブにネイビーが多かったのも影響していると思われますが、やはりなんと言ってもネイビーが打ち出す

・高級感
・仕事できるぞ感

は、他の色では表現しにくい部分ではありますので、そういう観点からも男女問わず医療従事者に絶大な人気を誇っているようです。その他、ワインレッドや濃いパープル（ボルドー）、ダークグリーンなど濃色スクラブも高い人気があります。

安らぎの「パステル系」や元気の源「ビタミン系」にも注目

最近は、様々な医療メーカーから多色展開のスクラブが市販され始めたことで、これまでになかった鮮やかなピンクやライムグリーン、ビタミンオレンジなどのパステル系カラーが充実してきました。その他、スクラブ＝単色というイメージを覆す、ツートンカラーのスクラブやパイピングデザインを施したオシャレなスクラブなども注目されています。

医療機関によっては、スクラブの色によって職種が分かるよう区別している病院もあるようですので、自分好みの色のスクラブを着用できない場合もありますが、女性においては

・鮮やかな発色のチェリー系ピンク
・ターコイズやエメラルド系のグリーン

などに高い人気があるようです。

もちろん、スクラブカラーだけではなくパンツとの組み合わせ・コーディネートも重要な要素ですので、次回はスクラブカラーとパンツカラーのベストな組み合わせについてご紹介してみたいと思います。